米粉プラント
業種:食品製造
設備概要
米を洗米した後に吸水の為に一定時間浸漬を行う。その後水を切って用途に応じた粉砕機を用いて製粉を行ないます。
粉砕後は気流乾燥によって米粉を乾燥して仕上げます。
出荷前の確認フルイとマグネットなどで品質をチェックしたあと風袋に充填して出荷します。
設備フロー
使用している機械
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スタンプミル
スタンプミル(胴搗粉砕機)は品質の高い和菓子の米粉製粉ができます。スタンプミルの臼は御影石をい使っています。熱伝導率が低く、熱によるダメージを押さえる事ができます。シフターと併用し粒度は70メッシュから100メッシュの間で調整致します。杵と臼は12連で1時間あたり150kgの製粉が可能です。
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ロールミル
ロールミルは和菓子用に使用されています。φ250×1000Lのダブルロールです。スタンプミルよりも大量処理生産が可能です。シフターを併用し70メッシュから100メッシュの間で調整致します。
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スーパーパウダーミル
スーパーパウダーミル(気流粉砕機)は高速回転の気流を発生し原料同士の衝突による自己粉砕型の粉砕機です。もっとも粒度は細かくなり平均粒径は300メッシュから400メッシュとなり、シフターによる粒度選別を必要と致しません。米粉パンやケーキや調理用の米粉で活用されています。
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ロータリーシフター
ロータリーシフターでは粉砕直後の粒度選別を行っています。任意の網目(例100メッシュ)で100メッシュより細かい粉を製品とし、大きい粉は再粉砕させます。粉体の性質に応じてシフターを使い分けます。
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気流乾燥
米粉の製粉プロセスは吸水させた米粉の粉砕となる為に粉砕した米粉を乾燥させる必要があります。 熱風発生装置と気流乾燥配管と分離用のサイクロンの構成となります。熱風発生器では合流時に50~60℃程度の温風にさらすように設定します。気流乾燥配管は20m~30mで粉砕された米粉は温風によって乾燥し、サイクロンで米粉は回収されます。
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確認フルイとマグネット
出荷前の製品は30メッシュ程度の確認フルイに通します。さらに落下式金属検知器のラピッドバリオに通して磁性金属・非磁性金属を検知し、自動的に排出します。
Improvement
ご要望と改善点
①工場や装置が古く最新の粉体装置にしたい。
②木製素材を使っている装置などがあり(昇降機やシフターなど)衛生的な金属サニタリー化の設備にしたい。
③粉が溜まるようなデッドスペースを無くしたい。
①最新の粉体装置を採用し、異常管理などを知らせる制御システムも採用した。
②衛生管理を強化する為に各装置に点検口を設けた。また分解清掃しやすいヘルールやワンタッチクランプなどを採用し清掃面でも簡便作業性を考慮した。
③極力デッドスペースを無くし、分解性を考慮した。SUS部品はバフ仕上を採用した。
安息角度が取れないホッパー類はブリッチ防止機構のパルセータを採用した。
④空気輸送の末端には集塵機を設けている、また吸気口においてはフィルターエレメントや粗塵フィルターを採用した。
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