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日刊工業新聞「高濃度粉粒体ブロワー」に掲載されました(2024.8.22)

2024.09.27


西村機械が空気輸送機

【東大阪】西村機械製作所(大阪府八尾市、西村元樹社長)は、粉様などをブロワーで高濃度に圧送する空気輸送機「デュアルローダー」を開発し、市場投入した。 価格は材料や能力で異なるが、米粉の圧送 能力每時5少で750万円(消費税抜き)。従来高濃度圧送に用いられているコンプレッサー使用機に比べてランニングコ ストを低減できるため、既存機からの入れ 替え需要を取り込む。食品関連を中心にコロナ禍からの霊筒復に対応し、試験制も強化する。

デュアルローダーは特殊なブロワーによる圧縮エアで粉粒体を高濃度で輸送する。従来、ブロワーでは高濃度圧送が難しかったが、新開発品ではコンプレッサー使用機並みの能力を実現した。高濃度圧送でのブロワー使用機は国内初という。

ブロワー機はコンプレッサー機に比べてコンパクト化が可能。加えてコンプレッサーで 欠かせない高圧容器としての定期点検も不要になり、ランニングコ ストを抑えられる。食品や化学、医薬品、材料リサイクルなどの工場で、粉粒体を上のフロアに運ぶ時などの用途を想定する。試験体制では、米粉の粉砕、粉粒体の精密計量で専用のテスト機を新たに設けた。コロナ禍では設備投資するメーカーが少なかった 食品関連も、土産物向けなど業務用の需要回復で西村機械製作所の粉砕機やミキサーなどの受注が増えている。タイやマレーシア、インドネシアでも需要が見込める。

今後は「年間売上高 20億円以上を続けるには体制強化が必要」(西村社長)とみて、生産加工委託先や設置工事会社を開拓する。常時50-100社程度を確保できるようにする。自社で行う設計や組み立て、検査、営業の人材も若手を中心に育成して増強する。2025年3月期の売上高は前期比11·1%增 の20億円以上を見込む。

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